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rekihachiのブログ

雑多な日記。iPhoneとかB級メシ、流儀とか

“人の心を打つ”ということ

 

自宅に定期的に投函されるフリーペーパーの懸賞品として招待状が送られてきたので、小倉井筒屋で開催されている「放浪の天才画家 山下清展」を嫁と観てきた。

今日も猛暑だったにかかわらず、会場は賑わっていた。山下清が八幡学園に入って始めた頃の貼絵から米ライフ誌に紹介されて、国内で「天才画家」として認知され晩年に至るまでの作品が数多く展示されていた。陶磁器や油絵も手がけていたのは意外だった。

特に強く感じたのは、飾り気のない素直な表現が多くの人の心を打つのだということだ。そこには虚栄とか衒いというものは全くない。非常に心が和みどこか郷愁を誘う。作品横に添えられた清の日記も句読点がなくぎこちない感じではあるが、その気持ちや人柄がひしひしと伝わってくる。

ドラマや映画で表現されているような放浪の旅先で作品を描くということはなく、八幡学園に戻って脳裏に鮮明に残された記憶を元に作られていたというのも驚きだった。

最近観た美術展の中ではレベルの高いものだったのではないかと思う。

 

 

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